補習科の由来
その昔、小山台高校には「補習科」というまことにありがたいものがありました。
勉強が好きで好きでたまらない生徒さん達が、「3年ではもの足りぬ」と自ら進んで勉強したそうです。
入学当初は、「できればお世話になりたくないな」などと自信満々だった生徒さんも、年次が上がるにつれて、「いざとなったらあそこでやり直しだ」などと頼りにしたものです。
ところが、我々が3年になったとたん、「補習科は来年度からは廃止」となりました。
廃止理由の説明もなかったように記憶しています。
一年間の予備校通いでは大変な出費となり、親御さん達のなげきの声も聞こえましたが、一度決まったものは覆ることはありませんでした。
おかげで卒業後、我らが3Bメンバーもあちこちの予備校などに散り散りバラバラになりました。
あれからはや50数年。
あのときは大変でしたが、半世紀も過ぎた今では遠い思い出です。
いまはそれどころではありません。スマホだ、生成AIだと新しいものが次々に出て来て、その昔紅顔の美少年少女、今年度全員が「後期高齢者」になろうとしているじいさんばあさんたちは途方に暮れています。
「そうだ、我らが自ら補習科を作ればいいんだ。そこで優しく教えてもらおう」という自力更生の精神でこの「小山台 3B補習科」ができたと聞き及んでおります。
まだあった、補習科。
これは驚き。全国には、まだ補習科を併設している高校があります。
こちらを → http://www.asahi.com/edu/tokuho/TKY200912140034.html